Coldplayは1997年にイギリスのロンドンで結成されたロックバンド。
全世界のトータルセールス1億枚以上の世界的ミュージシャンです。
世界で最も権威ある音楽賞である「グラミー賞」を7回受賞、ノミネートは29回されています。
メンバー
クリス・マーティン(Chris Martin)/ボーカル・ギター・ピアノ
ジョニー・バックランド(Jonny Buckland)/ギター
ガイ・ベリーマン(Guy Berryman)/ベース
ウィル・チャンピオン(Will Champion)/ドラムス
Viva La Vida/美しき生命
Coldplayの名曲の一つ『Viva La Vida』
日本では『美しき生命』という題で有名です。
Viva La Vida はスペイン語で「人生万歳」という意味になります。
アルバムのジャケットはウジェーヌ・ドラクワロの『民衆を導く自由の女神』が使用されています。
この曲は、本国イギリスで、リリース3日後にNo.1のチャートアクション、30万枚を売り上げました。
歌詞と日本語訳
I used to rule the world
私はかつて世界を支配していた
Seas would rise when I gave the word
言葉を発せば海も上がる
Now in the morning I sleep alone
今は朝起きれば私はひとりぼっち
Sweep the streets I used to own
私のものだった道を掃除している
I used to roll the dice
私はサイコロを転がしていた
Feel the fear in my enemy’s eyes
敵の目の中には恐怖を感じていた
Listened as the crowd would sing
群衆は歓喜していた
Now the old king is dead long live the king
前王は死んだ!新しい王の時代だ!
One minute I held the key
鍵を握っていたのは一瞬だった
Next the walls were closed on me
気づけば壁に取り囲まれていた
And I discovered that my castles stand
そして気づいてしまったんだ、私の城は
Upon pillars of salt and pillars of sand
塩の柱、砂の柱で立っていたということを
I hear Jerusalem bells a-ringing
エルサレムの鐘が聞こえる
Roman cavalry choirs are singing
ローマ軍の聖歌隊が歌っている
Be my mirror my sword and shield
私の鏡に、剣に、盾になりなさい
My missionaries in a foreign field
異国の地へ赴く私の宣教師
For some reason I can’t explain
理由が説明できないけれど
Once you’d gone there was never
あなたが行ってしまってから無いのです
Never an honest word
私を支える本当の言葉が
And that was when I ruled the world
これは私が世界を支配していた時のこと
It was a wicked and wild wind
それは邪悪で荒々しい風でした
Blew down the doors to let me in
ドアを吹き飛ばし私を招き入れました
Shattered windows and the sound of drums
割れた窓からドラムの音
People couldn’t believe what I’d become
私が変わり果てる姿を人々は信じられなかった
Revolutionaries wait
革命家たちは待っていた
For my head on a silver plate
銀の皿の上に置かれた私の首
Just a puppet on a lonely string
一本の糸で操られる人形
Oh who would ever want to be king?
そんな王に誰がなりたい?
I hear Jerusalem bells a-ringing
エルサレムの鐘の音が聞こえる
Roman cavalry choirs are singing
ローマの軍の聖歌隊が歌っている
Be my mirror my sword and shield
私の鏡に、剣に、盾になりなさい
My missionaries in a foreign field
異国の地へ赴く私の宣教師
For some reason I can’t explain
理由が説明できないけれど
I know St. Peter won’t call my name
私は知っている、聖ペテロが私の名前を呼ばないことを
Never an honest word
私を支える本当の言葉はなかったんだ
But that was when I ruled the world
でもそれは、私が世界を支配していた時のこと
Hear Jerusalem bells a-ringing
エルサレムの鐘の音が聞こえる
Roman cavalry choirs are singing
ローマ軍の聖歌隊の歌が聞こえる
Be my mirror my sword and shield
私の鏡に、剣に、盾になりなさい
My missionaries in a foreign field
外国の地に赴いた私の宣教師
For some reason I can’t explain
理由は説明できないけれど
I know St. Peter won’t call my name
私は知っている、聖ペテロは私の名前を呼ばないことを
Never an honest word
私を支える本当の言葉はなかったんだ
But that was when I ruled the world
でもそれは、私が世界を支配していた時のこと
歌詞の内容と仏教的視点
この曲は簡単にまとめると
【かつて栄華を極め、自分のために動く人間ばかりだった王様が、革命により転落する】
という内容です。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地であるエルサレムが出てきますが、
仏教から見るとこの歌詞の内容は、まさにお釈迦様の説いた
『諸行無常』
そのものだと思います。
(諸行無常については 八正道 の記事でも取り上げています)
王になり、世界を支配したと思っていてもその栄華が続くことはなく、革命によって次の時代、世代によって移り変わる
万物は流転し、変化、消滅を繰り返すということがこの一曲の中に詰まっています。
歌詞もそうですが、この曲も王の没落という世界観を見事に表しており、多くの人の心に刺さる名曲となり世界中で大ヒットしたのだと思います。
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