【連載】仏教ってなんだろう/お釈迦さまの生涯

仏教

仏教の祖であるお釈迦さまがどんな方で、どんな一生を送って仏教が誕生したかご存知でしょうか。

お釈迦さまが残された数々の言葉や考え方は、これまで多くの人々の助けとなり、支えとなり、生きる上での指針となるものでした。

これから目を通していただける人の一助となれるよう仏教について少しずつご紹介していこうと思います。本記事はその連載の第一回目となります。

お釈迦さまは王族だった?

お釈迦さまは、紀元前463年頃にシャーキヤ(釈迦)族の王子として、現在のネパール南部のタライ平原にあるルンビニーという村で生まれました。

本名はガウタマ・シッダールタ、パーリ語でゴータマ・シッダッタという。お釈迦さまの尊称は釈迦族の部族名から由来します。

生まれてからは、王宮では豪華な食事や衣類装飾品、世話係や教師などもおり教養も身につけ何不自由ない生活を送ると、16歳の時には結婚し、ラーフラという子供もひとり授かります。

青年の悩みから出家の道へ

シッダールタ王子は外出する為に門を通ります。東門から出かけようとすると、腰の曲がったヨボヨボの老人に出会います。世話係に何者か尋ねると、人はいずれ老い、あのようになると言われ考え込んでしまいます。

また別の日に南門から外出しようとすると道端で倒れている病人と出会い、世話係に何者かと尋ねると人はいずれ病にかかりあのように倒れると聞き、また考え込んでしまいます。

またある時西門から外出しようとすると死人を見て世話係に何者か尋ねると、全ての人間は死んで、あのようになると聞くと深く考え込んでしまいます。

どんな人間もいずれは老い、病にかかり、そして死んでしまうのだと生きる苦しみに気づきます。

老病死について毎日悩んでいる中、北門から外出しようとした時に出家した修行者に出会います。その修行者は質素な衣類に身を包んでいましたが、とても穏やかな表情をしており、人生においてこの門しか開かれていないのではないか、老病死を知っていてもそれを超える真理があるのではないかと29歳で出家します。

この話が四門出遊です。

苦行の先に

出家した王子は苦行の道に入られます。この苦行は私たちが想像する以上に過酷なものであり、例えば絶食や減食、草だけを食べたり牛糞を食べたり、小便を飲んだり、座らずに立ち続けたり、太陽を見続けたりなど心身共に大変なものでありました。

極度にやせ細り、心身を消耗していたシッダッタは苦行をやめ、近くの村に住むスジャータより乳粥の施しを受け、アシュヴァッタの樹の下で瞑想を始めます。

その時に過度の快楽がよくないことと同時に、極端な苦行も不適切であるということに気づきます。これが仏教において大切である中道という考え方です。

そして瞑想を続け悟りに達してブッダ(目覚めたもの)となります。この時35歳、出家して6年たったころでした。

伝道の旅へ

悟りを開いたブッダですが、この「真理」を人々へ説いて回るのか、そもそも説いて回ったとして理解できる人間がいるのだろうか。徒労に終わるだろうからやめようという結論に至ります。

しかし、目の前に梵天(仏教の天部の一柱、古代インドの万物のかみブラフマー)が現れ、衆生(全ての生きとし生けるもの)へ説くよう何度も請われます。

そしてブッダは悟りと真理を説いて回ることになります。

実に45年にも渡る教化活動の旅の途中で釈迦族の多くが帰依することになる。出家する時に残した自身の子であるラーフラもブッダの弟子となっています。

お釈迦さまの最後

お釈迦さまはこうして長い間、何人もの弟子を悟りの境地へ導き、多くの人々へ真理を説いて来られました。

80歳の時、旅の途中法を説いた鍛冶屋のチュンダのお供えのスープによる腹痛で川のほとりの林に横たわり、「私の示し定めた法と律がこれからはあなた方の師である」と残し、そのまま入滅されます。

その後火葬されたお釈迦さまの遺骨(仏舎利)は帰依していた八大国の王たちにより8等分されました。

継承/あとがき

お釈迦さまの弟子たちは教えと戒律を守り、より多くの人へ伝えられるように、各地で説かれた法を結集していきます。

それが経典となり中国を渡り、そして日本へと伝わることになります。

今日皆さんが耳にするお経がこうしてお釈迦さまから始まり、多くの弟子たちにより文字化され、長い歴史のたくさんの人々により継承されて今耳にすることができています。

それだけでもロマンを感じます。

多くの人により繋げてこられたお釈迦さまの言葉をこの先も、この記事で伝えていこうと思います。

長文でしたが、今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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コメント

  1. […] 前回記事、お釈迦さまの生涯はこちらをご覧ください。 […]

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